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おりものの成分には、子宮内膜からの分泌物が含まれています。他にも子宮頸管(しきゅうけいかん)や膣(ちつ)の分泌液や組織液が含まれ、どれも排卵や妊娠に関わっている部位です。
おりものは、女性の健康・妊娠と深いかかわりがあります。おりものの変化を、5つの期間に分けてわかりやすく説明します。妊娠を考えている人は、排卵の目安におりものチェックを取り入れてみましょう。
おりものを5つの期間にパターン分けします。それぞれの期間で、おりものの状態が変化しています。まずは、5つの期間の特徴を説明します。
月経期(げっけいき)は月経の始まりから終わりまでだと考えてください。月経、つまり生理中はリセット期間。子宮の赤ちゃんのベッドを作り直します。
古くなった赤ちゃんのベッドは、おりものと血液となって一緒に排泄されます。この間のおりものは経血と一緒になっています。見た目も、おりものというより経血が排泄されている状態です。
この間は、「生理中」「月経中」という捉え方で、おりものというよりも経血と考える人がほとんどです。妊娠を考えている人にとっては、活動を一区切りする大切な期間でもあります。
ちなみに月経期は、おりものがないからといって健康チェックができないわけではありません。経血の量や色も、おりもの同様に体の調子をチェックする材料です。
生理で子宮内が清掃されて、新たな卵子を生成している卵胞期(らんほうき)。卵胞期は子宮の活動が活発で、赤ちゃんを迎える準備をしている状態です。
細かくは月経開始から始まっていますが、おりものの状態の変化を解りやすく説明するために、経血が排泄されている期間は生理期と見ます。
卵胞期は卵胞ホルモン(別名:エストロゲン)が分泌されて、子宮の壁が厚くなります。卵胞ホルモンと言う女性ホルモンで、赤ちゃんのふかふかベッドが作られていると考えてください。
排卵期(はいらんき)は、子宮に卵子が存在する期間です。つまり5つの期間の中で、最も妊娠しやすい期間はが排卵期から始まります。
排卵前のおりものの状態がわかれば、排卵期がくる目安がわかります。基礎体温と合わせてみることで、妊娠しやすい時期も予測しやすくなります。
排卵期のおりものは量も多く、大忙しです。おりもの本来の役割である、膣や子宮内の洗浄と悪玉菌の抑制に加えて、妊娠活動中の場合は受精卵が移動する手伝いもしなければいけません。
排卵期のおりものは、個人差がありますが、良く伸びる透明色と言われています。おりものの状態をチェックして、妊娠活動に役立てる時は、排卵期の伸びるおりものをチェックしてください。
黄体期(おうたいき)は聞きなれない言葉ですが、排卵後で黄体ホルモンが最も活発に分泌される期間です。妊娠を考えている人には「高温期(こうおんき)」と呼ぶ方がきき慣れているかもしれません。
黄体ホルモンは、別名「プロゲステロン」と呼ばれる女性ホルモンです。もしも排卵期からの妊娠活動で、受精が成立した場合は黄体ホルモンが、子宮内の赤ちゃんの為のベッド作りや、水分・栄養保持を始めます。
妊娠が確立されると、この活動がずっと続くことになります。だからママの体温も高温が維持されるわけです。
もしも妊娠が確立されなかった場合は、黄体ホルモンは数日で減少し始めます。そして子宮内の赤ちゃんのベッドは、再び作り直すために壊されていきます。これが、おりものと経血の混じり合った状態になるのです。
黄体期は、腰痛や腹痛を伴うこともあります。精神的にイライラしている状態は「生理前のイライラ」と称されることもしばしば。あまりに症状が続くときは、月経前症候群(別名:PMS)という病気を疑います。
月経直前期(げっけいちょくぜんき)は、月経がはじまる直前の数日間を指します。月経の準備が始まるので、おりものにも変化が現れます。大きく分類すれば、月経直前期は黄体期にも含まれますが、特に症状が強く出ている直前を「月経直前期」と差別化しました。
月経前のおりものは、個人差はありますが、どろっとした塊で排泄されることもあります。月経に向けて、ホルモンが活動して子宮の中の掃除を始めようとしている状態です。直前になると、おりものは排卵期・黄体期と比べてかなり減少します。
イライラしたり、ストレスを感じやすいのは、おりものにも影響を与えている女性ホルモンが原因です。
おりものの減少と反比例して、黄体期よりもピークを迎えるイライラに、月経の始まりを予測できるようになる人もいるほどです。
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