
体外受精で他の夫婦の受精卵を移植してしまい妊娠、中絶!
香川県立中央病院で2月19日、高度不妊治療と呼ばれる体外受精で間違って他の夫婦の受精卵を移植させた可能性があると発表しました。 取り違いがあった女性(20代)は、移植後に妊娠。しかし取り違いがあることが病院側から伝えられ、その後に人工中絶をしています。
この夫婦は「自分の子供の可能性があるなら」と、絨毛検査や羊水検査などのDNA鑑定を望みましたが、担当医から「6週間後に羊水検査をすれば分かると言われているが、100%信用できる検査機関を私は知らない」と言われ中絶を決断しています。(妊娠中期に差し掛かる人工中絶は母体にも大変な負担となる)
女性は妊娠の喜びをかき消された上に、人工中絶という精神的にも肉体的にも辛い経験をしなければなりませんでした。現在この夫婦は県に対して2000万円の慰謝料を求める訴訟を起こしています。
この件にはもう1つの大きな問題があります。 それは命の継続ができなかった赤ちゃんの、本当の両親はもう一方の「取り間違えた側」の受精卵を提出していたカップル(40代の女性)かも?ということです。
これは体外受精経験者にしか分からないと言いますが、「受精卵」はすでに自分の赤ちゃんであり、本当に愛おしいものなのです。
もちろん妊娠を切に望んでいる夫婦なのですから、「もし自分のお腹に戻していたら?」と考えてしまうのは当然です。実際に受精卵にはグレードというものがあり、元気な受精卵と、そうでない受精卵では妊娠する確率が大きく違うといわれています。
(写真:受精卵(胚盤胞))
病院がこの40代女性に医療ミスを告げたのは、中絶手術をした2ヵ月後のことです。この夫婦は「残念だ」と話し、その後には同病院での不妊治療は受けていません。
このサイトには体外受精で妊娠、また出産された方や、今現在も治療を頑張られている方がたくさんいます。今回のニュースで少なからず不安な気持ちを持たさせてしまうことが残念でたまりません・・・
以下↓毎日新聞より担当医師の言葉
担当医の川田清弥医師が20日朝、高松市内の自宅近くで報道陣の質問に応じ、当時のマニュアルについて「技術的な向上が目的だった」などと安全面での不備を認めた。問題発覚後、川田医師が取材に直接応じたのは初めて。一問一答は次の通り。
・取り違えたことをどう思うか。私の責任です。大変申し訳なく思っております。ダブルチェックがされていなかった。私の大きな責任です。
・今回だけ別のシャーレが(検査の作業台に)一つ置いてあったのか。そういうことです。
・これまでにこういうことは。ありません。
・ご夫妻に対して改めて思うことは。大変すまなく思っています。おわびのしようがありません。
・取り違えを告げた時は。大変落胆されておりました。本当につぐないようがありません。せっかく妊娠されたのに。私のミスで、すまなく思っています。本当にもうかけがえのない命を……。
・以前のマニュアルには作業手順しか書かれていなかったのか。そうですね。安全面に対する配慮が少なかった。技術的な面を向上させるのが一番の趣旨だった。
・今後はどのように再発防止をするか。ダブルチェックをちゃんとする。
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