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沐浴の方法 顔や髪の洗い方

沐浴の顔拭き

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顔を拭きとる

沐浴はすぐに赤ちゃんを裸にする必要はありません。赤ちゃんが不安そうな時や機嫌が悪い時は、沐浴布をかけたり、肌着を着せたままでも大丈夫です。次第に個々の好きな沐浴法が分かるので、様子を見ながら進めましょう。

まずは赤ちゃんに沐浴を始める合図として、濡らしたガーゼで赤ちゃんの顔を優しくなぞります。

赤ちゃんが、急にお湯の中に入ってびっくりしないようにする為でもあります。ぬるま湯に浸して拭いて、ガーゼが冷たくならないように時折、湯に再び浸けて温かいお湯で拭きとります。真夏でも真冬でも、沐浴の始めの顔拭きはぬるま湯が安心です。

顔をなぞる時はベビーソープは付けなくても大丈夫です。沐浴剤が入っている時は、そのまま使用します。なぞり方は内側から外側へ。外側に向けてなぞったほうが、水滴が目や口に入りにくくなります。

目の周りは、まぶたからS時を描くように頬までなぞります。新生児は目を閉じたままかも知れませんが、まつげ部分を押すような拭き方はしないように気を付けます。

顔を拭きとる時は、ガーゼを持っていないほうの腕を、新生児の後頭部に回して支えてあげましょう。密着感があると、赤ちゃんは安心します。

ゆっくり湯船に入れる

顔を拭きとると、ガーゼの温かさで気持ちよくて目を閉じる赤ちゃんもいれば、驚いて泣き始める赤ちゃんもいますが、熱やおう吐がなければ問題ありません。もしも赤ちゃんがびっくりして泣いても、焦らずに沐浴を進めましょう。

片手を赤ちゃんの首にまわして肘から二の腕部分で、首を支えるように抱きます。肘から手首は曲げて、赤ちゃんの腕や背中のほうに添えます。これで上半身を支える準備ができます。

新生児は首もすわっていないので、支えはとても重要です。ただ、慣れるまでは腕がつらく感じるかもしれません。ベビーバスでもシンクでも、新生児を支えるほうの腕の固定しやすい体勢を決めると楽です。

沐浴布や肌着は、安心するまでは脱がせずに入浴しても大丈夫です。湯に慣れてから、ベビーバスの中でゆっくり脱がせてみましょう。

沐浴で、湯に入れる時は一気に体を浸けないようにします。最初は心臓から遠い足首や腕に、湯をかけることから始めます。徐々に全体を濡らしながら、足先から湯に浸けていきます。

お湯をかけたり、沐浴タオルやガーゼを嫌がっている時は話しかけながら沐浴させることも大切です。気持ち良くなっている赤ちゃんは、湯船で排泄してしまうことも珍しくありません。

髪を洗う

新生児のシャンプー

お湯に浸けて落ち着いたら、最初に髪を洗います。新生児の場合、髪の量や長さに個人差がありますが、新陳代謝が活発なので沐浴の度に洗います。

髪や頭皮を洗わないでおくと、乳児性脂漏湿疹(にゅうじせいしろうしっしん)といって、頭皮がかさぶたのようになりがちです。悪化すると皮膚異常が起こるので頭皮の洗浄は丁寧に、洗い残しの無いように気を付けます。

沐浴剤を使用している時は、そのまま湯をかけながら丁寧に優しく頭皮を洗います。ベビーシャンプーやベビーソープを使用する時は、先に手の平にとって泡立てます。新生児の頭皮はこすって洗わずに泡で洗うことが基本です。

シャンプーやベビーソープを頭皮に乗せる前に、新生児を支えている側の手をパーに開いて、新生児の頭を乗せるように支えます。体は湯の中なので、支えなくても大丈夫なことを確認します。

手のひらをパーに開いた状態で親指と小指を、それぞれ左右の耳に添えて、お湯やシャンプーが入らないように予防します。もしも片方しか耳を塞げない時は、頭皮も左右順番に洗います。新生児の耳は鼓膜までの距離が短いので、シャンプー液などで刺激を与えないほうが安全です。

新生児の頭は、てっぺんがポコポコしているしているので洗う時は注意が必要です。頭皮と手の平の間にある泡は、つぶさずに洗います。頭皮を洗う時も泡が頭皮に触れて、手のひら自体は頭皮に触れないように優しく洗いましょう。

流す時は、沐浴布やガーゼを使って丁寧に流します。お湯に浸して、湯をたっぷり含んだガーゼを頭皮の上で絞って洗い流したり、そのまま泡を湯船に落とすようになでます。

耳の後ろや首元も、濡らした沐浴布やガーゼで優しく拭きとります。特に新生児の耳の裏側には、埃がくっついたり汗で肌が汚れがちです。顔にお湯やシャンプーがかかった時は、硬く絞ったガーゼや乾いたタオルで取りのぞきます。

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