年齢など絞り込みでるようになりました。苦しみを乗り越えた人たちの妊娠報告...
17歳で子宮内膜症がわかり、翌年アルコール固定手術をうけました。結婚後は普通の婦人科で診てもらい、排卵誘発剤を使用しながら、タイミング指導してもらっていました。
しかし、一年たっても授からず、癒着の可能性もあったため旦那と相談し不妊専門病院に転院。転院後、卵管造影をし卵管閉塞はなく、タイミング指導となりましたが、癒着によるピックアップ障害の不安を捨て切れず、腹腔鏡手術をうけました。
私のどこかで手術をすれば悪いところもわかり、治療ができるから自然妊娠できるはずと思ってました。しかし、子宮内膜症は落ち着いていて、癒着もなかったとのこと。その後も妊娠せず、今年からAIHに挑戦。3回行うも陰性。
AIHも約2万かかるため、金銭面、妊娠率も考えIVFにステップアップすることを決意。 旦那は「私がやりたいならいいよ」と言ってくれたが、たぶん最初はそこまでやらなくてもと思っていたと思います。
まず、4月に2人でIVF教室をうけ、5月中旬に採卵時期を先生に相談。5月下旬からピルの内服を開始し、生理2日目でホルモン値の採血。前回のAMHの検査より一年以上経っていたため、再検。一年で5歳以上卵巣年齢が悪くなっていたため、かなりショックを受ける。
誘発方法はアンタゴニスト法。3日目よりフォリスチムの自己注射を5日間(200IUを3日、150IUを2日)施行。8日目に受診し、採血と卵胞の育ち具合を内診。薬剤の反応が悪いため、HMGフェリング300IUに変更。
10日目の19時にLHホルモンを抑えるためセトロタイドを注射。11日目採血と内診し、13日目に採卵することが決定。その日の22時にHCG5000を注射。採卵日まで今週期は4回受診しました。
採卵前は「なされるがまま」と簡単に考えていたが、採卵前日はかなり緊張し食欲もなかった。
当日は朝から禁飲食、8時までに病院に行き、リカバリー室に案内される。準備された病衣に着替え、血圧測定後痛み止めの坐薬(ボルタレン坐薬25)を自分でいれ、緊張を和らげるため、アタラックスPを内服する。8:45頃採卵室に呼ばれ、お守りやハンドタオルを持って入室しました。
血圧計、血中酸素を測る機械をつけ、採卵は10分ほどで終了したと思います。師長さんが担当だったので安心しましたが、手や足が震えていました。しかし、麻酔中手を握ってくれていたので、だいぶ落ち着けたと思います。
私は局所麻酔のみでしたが全然痛くありませんでした。卵をとっているときは痛みはありましたが、ほぼ一瞬だったため、我慢できました。とり終ってからエコーで取り残し、卵巣の腫れを確認し、ガーゼを詰めて終了となりました。
処置台からリカバリー室まで車いすで移動し、一時間半程リクライニングベッドで休みました。薬のせいか歩くとフワフワする感じがしましたし、痛みも生理痛の重たい時の感じがありました。
10:30頃外来へ呼ばれ内診後、6つ採卵できたこと、授精方法をどうするか先生と話し合い、3つ体外受精、3つ顕微授精にすることを決めました。その後培養士さんから胚発育の過程、アシステッド・ハッチングを行うか話し合い帰宅しました。帰宅後は寝不足だったせいか夕方まで寝ていました。
翌日電話にて体外→2つ受精。1つ異常受精。顕微→1つ受精。2つ受精未確認のため、培養を続けることを説明された。受精卵の胚盤胞発生率が50%のため、受精卵数が少ないことがショックだった。
採卵3日目受診し、新鮮胚移植するかどうか、分割期胚をどうするか話し合いました。胚盤胞まで発育する可能性がある卵は2つ(6・8細胞期)、ほかは3・5細胞期で、可能性は低いことを説明されました。なので、8細胞期は胚盤胞まで培養し、他はこの時点で凍結保存することにしました。
採卵後昼からプラギノーバというホルモン薬を内服し、採卵3日目よりプロゲステロン膣坐薬が開始になりました。おなかの痛みは翌日までありましたが、2日目には家事をするのには支障なかったです。
5日目、まず胚盤胞まで発育しているかかなり不安でした。もし成長していなかったら胚盤胞はもうないので、妊娠率が下がるなぁと思っていました。先生より胚盤胞までできたときいて、本当に嬉しかったです。(グレード3BC)
外来でお尻にプロゲストンの注射をし、子宮の緊張を和らげる内服をし、移植となりました。私はなかなかチューブがうまく入らず、採卵より移植のほうが痛かったです。 移植後デュファストン、プラギノーバ、プロゲストン膣坐薬が14日分続き、一週間後に採血、OHSSの内診がありました。
まだ判定日になってないのですが、トイレに行くのが怖かったです。できるだけ腹圧をかけないように過ごしました。
体外受精は精神的、身体的負担が大きいとよく聞きますが、本当に辛いです。同じ家の中で旦那の負担、私の負担、比べものにならないくらい差があります。しかし、今回の治療で本当にありがたいと思いました。私に不妊原因があったからそう思うかもしれませんが、旦那がいなかったら乗り越えられなかったと思います。
あと採卵日は旦那さんにもいてもらったほうがいいと思います。受精方法、培養する期間等すぐに決めなければいけないことがたくさんあります。一人で来ている人も大勢いましたが、私は旦那がいてくれて本当に心強かったです。
私はこの治療のために仕事を辞めました。住んでる自治体は今年度から一部助成金の金額が減額になり、金銭的にもかなり辛いですが、2人でここまでこれたこと、旦那にも感謝しながら判定日を待ちたいと思います。
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