切迫流産とは、妊娠中に今にも流産に進行する可能性がある危険な状態を言います。妊娠中に流産の症状が合併した状態を切迫流産と言い、今現在で流産が進行していることではありません。切迫流産の症状としてはおなかに張りや痛みがあり、出血が続くこともあります。子宮にトラブルはなく子宮頸管も閉じていて、胎児や心拍も確認できます。
腹痛や出血の症状が大きいほど流産する可能性がありますが、もし切迫流産と診断されていてもその後に安静にしていれば妊娠を継続できることがほとんでです。
切迫流産以外の流産は、すでに赤ちゃんの心臓が止まってしまい妊娠の継続がこれ以上不可能な状態です。しかし切迫流産は「その危険がある」という意味で使われ、とくに胎児心拍が確認できる場合は安静にしていれば自然と回復に向かうことが多いようです。