出産から退院までのスケジュールは病院によって違いがあります。以前は「1週間」という期間で入院する妊婦さんがほとんどでしたが、最近では入院期間が短くなっていく傾向にあるようです。現在では産婦人科病院が少なく、ベッド数が足りないということも関係があるかもしれません。
分娩後はそのまま2時間ぐらい分娩室で過ごします。外陰部、子宮底、出血量をチェックして異常がなげれば部屋に戻ります。部屋に戻ったら明日から始まる赤ちゃんのお世話のために6時間?12時間ぐらいゆっくり休んで体力を回復させます。
母子同室のところでは赤ちゃんと一緒になれる場合もありますが、お産当日だけは赤ちゃんは新生児室で過ごすことが多いようです。
膀胱におしっこがたまると子宮の収縮の妨げになるので、なるべくおしっこをするようにします。尿意が感じにくかったり歩くのが辛い、という場合は導尿といってカテーテルと呼ばれる管を入れ、おしっこを人為的に出します。
悪露とは胎盤が剥がれた傷からの出血や子宮に残った卵膜や細胞などが混じったおりもの状なものです。消毒や手当ての仕方は病院から指導があります。また看護士や助産師が寝たまましてくれる場合もあります。
個人差もありますがトイレに行けないくらい痛みがあるときもあります。そんなときは無理せず痛み止めを飲みましょう。3,4日すれば痛みはなくなってきます。
お産後、子宮の大きさが元に戻ろうと収縮してお産当日から翌日にかけて痛みが続くことがあります。こちらも無理をせず看護士や助産師に言って痛み止めをもらいましょう。
子宮の状態や悪露などママのからだをチェックします。これらは退院するまで毎日続きます。助産師に授乳の指導を受けます。シャワーを使えるようになるところも。産褥体操を始めましょう。
赤ちゃんのおむつ替え、おっぱいで忙しくなります。おっぱいが張ってきて初乳が出る人もマッサージをしっかりしてケアします。赤ちゃんにおっぱいは吸わせるほど出るようになりますが、マイペースが1番と考えればいいでしょう。
授乳やおむつ替えに慣れてきます。初乳が出たらたくさん飲ませるようにします。初乳は栄養価が高くて免疫物質もたくさん含んでいます。赤ちゃんの肌が黄色くなります。(新生児黄疸) 後陣痛がなくなるころです。
絵陰切開で糸が残ってるときは抜糸をします。退院後の指導があります。わからないこと、心配なことはこのときにしっかり聞きましょう。分娩入院費用や退院のときの服の用意、帰ったときの家の最終チェックを忘れずに!
退院健診のあと退院。病院でのママ友達と情報を交換。分娩入院費用の清算。母子手帳と出生証明書の確認。お迎えの人をしっかり呼んでおきましょう。
1時 | 授乳 |
2時 | - |
3時 | - |
4時 | 授乳 |
5時 | - |
6時 | 点呼、検温 |
7時 | 授乳 |
8時 | 朝食 |
9時 | 悪露交換、回診、診療 |
10時 | 授乳、沐浴 |
11時 | 曜日によって調乳指導 |
12時 | 昼食 |
13時 | 授乳 |
14時 | 検温 |
15時 | おやつ |
16時 | 授乳 |
17時 | - |
18時 | 夕食 |
19時 | 授乳、シャワー時間開始 |
20時 | 面会時間終了 |
21時 | シャワー時間終了 |
22時 | 授乳、消灯 |
23時 | - |
24時 | - |